「歴史から学ぶお金の未来予測」を読んでみた

経済は歴史から学ぶべし、というわけで、直球なタイトルのものをチョイスしてみました。
本の内容として、中国、ヨーロッパ、アメリカ、日本、アジアで起こった歴史的な出来事を取り上げ、それを解説し、今後どうなるかを予想するといった内容になっています。

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今後の予想が書かれているのは、個人的には好みですね。ただ、今後についての予想は、景気サイクルに傾倒している印象が強く、景気サイクルを信用していない人にはイマイチ合わないでしょうか。正直、私もあまり信じていないので、話半分にといった部分は多いですかね。本著には、イベントの起こった年表が付いているので、景気サイクルの計算はしやすいです。
本著によると、景気は3年、7年、20年、60年といった周期で巡っているのだとか。日本で言えば、1989年に日経平均が史上最高値をつけ、そのおよそ20年後の2009年に大底を打つといった状況です。アベノミクスの相場が始まったのは2012年ですので、3年のサイクル通りといえばそうかもしれないですね。
サイクルから言えば、2016年に日本株は歴史的な高値をつける可能性があるんだとか。今の状況から考えると、にはかには信じがたいですがね。ただ、そう言えば以前読んだ「株とチャートでお金持ちになる」でも、2016年7月に大相場が来ると予想していましたね。
残念ながら大相場は来ませんでしたが、もともとこの予想は経済政策をこの時期には発表するはずといった予想からなので、8月3日に発表される経済政策に期待でしょうか。
本著について、景気サイクルにばかりフォーカスして書いてしまいましたが、そればっかりでは無いので読んで損は無いでしょう。
アメリカの経験から考えると、金融緩和の効果が出るには5年ほどの時間が必要らしいですよ。日銀が金融緩和を行ったのが2013年なので、実際に日本の景気が持ち直すのは2018年になる可能性もありますね。
う〜む、できれば新内閣の経済政策を切っ掛けに、大相場が来て欲しものです。

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