【10万円から始める毎年5割高狙いの株式投資法!低位株待ち伏せ投資】を読んでみた

長い、タイトルが長い。
ただ、楽しく読めた一冊。私が普段メインにしている割安株投資と考えが近いからでしょうね。
低位株のざっくりとした投資方法を説明すると、一株が500円以下の株を、我慢して我慢して大底になったら買いなさいというもの。分かりやすい。

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投資方法は単純なため(正直、上の一文で十分)、本著の内容は低位株投資がいかに優れているかについての説明と、投資をする上でのメンタルトレーニングの必要性がメインでしょうか。
一応、長期トレードに分類される(たぶん、、)方法を推奨する書籍の中で、ここまでメンタルトレーニングの重要性を記載するものはあまり無いので、新鮮と言えば新鮮でした。
デイトレードの本では、ほぼ必ず書かれますがね、メンタルの重要性については。
筆者はデイトレードにも手を出している様なので、その関係でメンタルを重視しているのかもしれません。
デイトレードをする人は、中期長期の投資方法を否定しがちだし、中期長期の人はデイトレードを否定しがちなので、意外と珍しいタイプの投資家ですよね、筆者は。
本書の一番いいところは、オススメの低位株を20社ほどまとめて記載して紹介されているところです。これを見ると、低位株って値動きがとても激しい。過去10年間で見ると、株価が2倍になる様な動きが何度も来ています。(急騰して下がって、急騰して下がっての繰り返し。)
確かにこれを見ると、値が下がったところでゆっくり株を仕込んで、急騰を待つというのはいい投資方法だなと思います。
ただ、個人的に低位株投資は、割安株投資よりはハイリスクハイリターンな感じかな?といった印象です。
低位で放置される続ける株というのは、やはりそれなりに理由があるものですよねー。低位株は基本的に規模が小さいので、倒産の危険性も割と高め。作者も2社ほど株券が紙くずになったとか。
もちろん、倒産しない会社の選び方についても記載はありました。この選び方は、私はあまり聞いた事がなかったですね。一般的なのは自己資本比率でのスクリーニングかと思うのですが、低位株の場合は営業キャッシュフローが安定してプラスかを確認するのだそうです。
(自己資本比率でスクリーニングすると、買える株が少なすぎるのかも知れない)
そういった点は、割安株投資よりもリスキーですよね。
ただ、割安株投資の場合、いつ割安じゃなく適正水準まで株価が戻るかは神のみぞ知ると言いますか。運が悪いと、何年たっても割安のままみたいな事もあるので、低位株投資よりも儲かる可能性は低いかも。
(低位株投資は、過去に何度も急騰していて、かつ、現在の底値なものを選ぶ。私の場合、現時点で割安なら、過去の動きは気にしない。)
個人的に、運用資金の一部程度なら、今回紹介されていた低位株の会社に回して、試してみようかなと思う程度には、この投資方法に惹かれていますね。

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